ご高齢の方で葉物野菜のお浸しが好きな方、きっと多いと思うので今回は小松菜のお浸しペーストを作ってみます。
飲み込みにくくなっても味覚はしっかりしているので、食べ慣れた味の物がでてくると喜んでくれると思います。
最初に作り方を簡単に説明すると、小松菜を茹でてミキサーにかけペースト状にし、とろみの付いただし汁をかけてお浸しとします。
本来のお浸しと作り方が違いますがそこは大目にみてください。
材料
小松菜ペースにトロミ付きだし汁をかけますので、材料を別に記載しています。
・小松菜 1束
・水 1000ml
・塩 小さじ 1
・めんつゆ 少々
・とろみ剤
・かつお節 小分け1パック
作り方
小松菜を茹でる
鍋に水 1000mlを沸騰させ、塩 小さじ1を加えた熱湯で小松菜を茹でます。
湯で時間は小松菜によって違いますが3~6分と柔らかめに茹でます。
茹で上がったら冷水にとり、しっかり水分絞ります。
小松菜をみじん切りにする
葉っぱの方と茎の方を切り分けます。
小松菜の茎の方は繊維強いので、ミキサーにかけても口の中に残りやすいです。
そのため葉の方のみ使います。(茎の方は通常食として流用してくださいね)
こんな感じで粗くみじん切りにします。
ミキサーにかける前に荒くみじん切りにする理由は、この段階でなるべく繊維を切って、ミキサーがかかりやすくするためです。
ひと手間ですが、これをしないとミキサーで切れなかった長い繊維が口に残り、ペッて出されます・・・。
こういったことが食べる意欲の低下や食事時間が長くなる原因になりますので、この段階で処理しておきたいです。
小松菜をペースト状にする
粗みじんにした小松菜をココットに入れて
ミキサーでペースト状にします。
これで小松菜ペーストの完成です。
小松菜ペーストはジップロックに入れて冷凍保存できます。
食べる時はパキッと割って、お皿に入れておけば数時間で自然解凍されますよ。
続いてだし汁を作ります。
トロミだし汁
今回は簡単に作れるようにめんつゆを使います。
余裕のある方はだし汁から作ってもオッケーですよ。
めんつゆを水で薄めて、お好みで程よい濃さにする。
(希釈しなくても使えるめんつゆであればそのままでも可)
そこにトロミ剤を少し入れ、よく混ぜます。
とろみ具合も人によってさまざまですので、分量を書けませんが、安全に食べられるよう配慮してください。
これでトロミだし汁は完成。
かつお節
お浸しといったらかつお節!
かつお節があると香りが断然よくなり気分も上がります!
小分けのかつお節パックの封を切らずに良く揉みます。
粉々になったら完了!
器に小松菜ペーストを盛り、上からトロミだし汁とかつお節を振りかけて完成です。
お浸しというより、あんかけっぽいですね。
食べる時に粉のかつお節を吸い込むとムセて危険なので、口に運ぶ前にしっかりペーストに混ぜてくださいね。
まとめ
小松菜とほうれん草は見た目が似ていますが、栄養成分を比較すると、ビタミンC、カルシウム、鉄分において小松菜の方が豊富に含まれています。
さらにほうれん草に比べるとシュウ酸も少なく、結石や痛風になりにくいとされています。
そんな理由もあって、ほうれん草より小松菜のお浸しをよく作っています。
高齢の方にとって葉物野菜のお浸しは食べ慣れた料理です。
ペースト食になっても懐かしい味わいはきっと伝わると思います。
このレシピが小松菜のお浸しペーストを作ってみたい方の参考になれば嬉しいです。
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