5年間毎日使っている、ブラウンのハンドブレンダー マルチクイック5
この記事では「ブラウンのハンドブレンダー買ってみようかな? でもアタッチメントとかお手入れとかどうしたらいいのかな?」
そういった疑問に答えます。
本記事の内容
- ハンドブレンダーとハンドミキサーの違いについて
- どんな料理が作れるの?
- 使い方は?
- お手入れはどうしたらいいの?
- アタッチメントはあった方がいい?
そういった疑問にお答えします。
僕は現在、在宅介護をしていて、おばあちゃんのミキサー食を作るために毎日ハンドブレンダーを使っています。
ブラウンのマルチクイック5は購入してから5年くらい使っているので、使ってみた感想や使い勝手についてレビューしてみたいと思います。
ハンドブレンダーとハンドミキサーの違いについておさらい
最初にハンドブレンダーとハンドミキサーが違うものであるということを確認しておきましょう。
下の画像を見てください。
ハンドブレンダーは食材を切る刃が回転して、ジュース、ペースト、ポタージュなどを作る道具、ハンドミキサーは食材を切る刃が付いておらず、ケーキのメレンゲ作りなどで使う道具です。
ハンドブレンダーとミキサーの比較
上の画像の使用例を見るとハンドブレンダーとミキサーは同じ目的で使います。
しかし、構造が違うためそれぞれに特徴があります。
ハンドブレンダーはブレンダーシャフト(刃の付いている部分)を、
お鍋やカップに突っ込んで加工することができるのに対し、
ミキサーは本体の中に食材を入れて加工する構造です。
この違いが、それぞれの長所と短所になっています。
ハンドブレンダーの特徴
・少量の食材でも加工できる
・洗い物が少ない
・気を付けて使用しないと食材が飛び散る
・ブレンダーを動かしながら、加工する必要がある
・商品によっては熱いものでも加工できる(ブレンダーの耐熱温度は100℃ )
ミキサーの特徴
・食材の量がある程度入っていないと加工できない
・使用する度に本体を洗う必要がある
・きちっと蓋をすれば食材が飛び散らない
・スイッチを押せば自動で対流してくれる
・熱いものの加工は苦手(ティファールのミキサーの耐熱温度は80℃)
どちらも一長一短ありますね。
加工する食材や調理をする人のニーズで使い分けると良いと思います。
それとアタッチメントをつけることで、ハンドブレンダーをフードプロセッサーやハンドミキサーのように使えますが、本来の目的はこんな感じになります。
ハンドブレンダーでどんな料理が作れるの?
介護食、離乳食、スムージーやポタージュ、ソース作りなど一台あるととても便利です!
たとえば、ポタージュやドレッシングなどもさっと作れますし、
僕は毎日これでおかゆをミキサー粥にしています。
ステンレスシャフトなので、熱いものでも対応しています。
洗うのが楽なので毎食使っても負担が少ないんです。
他にどんな料理に使えるのか、後半で付属のレシピ集から1品だけ引用してみますね。
その前に使い方について。
使い方
1.付属の計量カップに食材をいれる。
2.ハンドブレンダー本体とブレンダーシャフトを合体する。
3.カップにブレンダーシャフトを入れて本体のスイッチを押す。
これだけです。
スイッチを押している間だけ回るので、細かくオンオフする小技も使えて便利です。
耐熱温度は100℃
ブレンダーシャフトはステンレス製なので、お鍋に入った熱いスープも攪拌することができますが、耐熱温度は100℃までなので、スープが沸騰している状態では使わない方がいいかも知れません。
連続使用可能時間は60秒
連続使用時間を見ると60秒と書いてありました。
「あれ、意外と短い?」と思われるかも知れませんが、結論を先に書くとモーターパワー(消費電力)が同クラスの商品を比較してみると、どのメーカーも連続使用時間はそんなに変わらないということがわかりました。
モーターパワーが350W~400Wクラスのブレンダー機能に絞って他の商品と比較してみましたので見てください。
ブラウン ハンドブレンダー マルチクイック5 MQ535
60秒
350W
ブラウン ハンドブレンダー マルチクイック MQ735
60秒
400W
ティファール(T-FAL) ハンドブレンダーベビーマルチ HB65H8JP
90秒
400W
クイジナート スマートスティックハンドブレンダー CSB-80JBS
30秒
400W
メーカー別で見てみると、クイジナートが30秒と一番短く、ティファールが90秒と最も長かったです。
ブラウンは真ん中くらいの性能といえます。
全体の印象でいうと、どの機種も意外と使用時間が短く、長くても90秒以内の使用時間となっていました。
個人的な感想ではありますが、カップ一杯の食材であれば、60秒でほとんどの調理が可能ではないかと思います。
お手入れ方法
お手入れは、攪拌時に使ったカップ(もしくは別の容器)に水を入れて、
その中にブレンダーシャフトを入れて、本体のスイッチを押すだけ。
つまり水を攪拌しているだけ。
調理してすぐなら、これでほとんどの汚れは落ちてしまいます。
油汚れがある場合は、中性洗剤を少し入れて攪拌するとより綺麗になります。
汚れが落ちないときは、指で軽くこすってあげてくださいね。
そのとき、誤作動防止のため、必ず本体からブレンダーシャフトを外してください。
そして刃で指を切らないように気を付けてくださいね。
注意:前に使っていた、お安いハンドブレンダーはシャフト内部が錆びたりして、錆び汁のようなものが出てきて使用をやめたのですが、
この商品は毎回食洗器で洗っていますが、錆びたりはしません。
付属のアタッチメントで出来ること
・チョッパー(カッター)
このアタッチメントをつけることで、フードプロセッサーになります。
ハンバーグや餃子の下処理にあると便利です。
・泡立て器
正直言って、これはそんなにいらない(笑)
おそらくメレンゲ作りに使うのでしょうけど、泡立て器のアタッチメントを使わなくても、ブレンダーシャフトでメレンゲが作れてしまうんですよ。
ケーキ作りのように大量にメレンゲが必要な場合は、ハンドブレンダーではなく、ハンドミキサーの方が羽が二つ付いている分作業性も良いように思います。
アタッチメントを付け替えて、気軽に使えるメリットはあるものの、
チョッパーはすでにフードプロセッサーを持っているなら必要ないですし、
泡だて器は標準のブレンダーシャフトでも代用できます。
そういった方はアタッチメントなしの、本体とブレンダーシャフトと計量カップのセットでもいいと思います。
握りやすさはどうか?
女性の手では少し太めに感じるかも知れませんが、
本体の大部分は滑り止め加工のラバー仕様です。
本体にボタンが2つあり、低速と高速とで速度が選べます。
基本的には高速の方が作業効率が良いのですが、
食材の粘りによっては、低速の方が対流が発生し全体がよく回る場合があり、
二段階の速度の使い分けが便利だったりします。
たとえば鍋に入っている味噌汁をミキサーにかける場合、低速の方が渦ができて全体が回りやすいです。
ブレンダーシャフトやアタッチメントの交換は、はめ込み式です。
カチャっと音がしたら装着完了。
外すときは、横のボタンを2か所同時に押すと外れます。
欠点もあります
それはコードが固いこと。
本体は自立するものの、コードが固くて倒れることがあります。
それだけが欠点です。
どうしてあんな固いコードにしてしまったのか・・・。
トマトソースパスタのレシピ
トマトソース: 材料(4人分)
・ トマト 2個
・ トマト水煮缶詰(総重量300g入り) 1缶
・ 玉ねぎ 1/2個
・ にんにく 1片
・ オリーブオイル 大さじ1
・ 赤唐辛子 1/2本
・ ローリエ 1枚
・ 水 50ml
・ 塩、こしょう 各少々
・ パスタ 320g
・ パルメザンチーズ(ブロック) 30g
1.鍋にオリーブオイル、半分に切って包丁でつぶしたニンニクを加えて火にかける。
ニンニクが色づいてきたら、赤唐辛子、ローリエ、チョッパーで刻んだ玉ねぎを加えて炒める。
2.玉ねぎがしんなりしてきたらトマトの水煮缶、水を加えて10分煮込む。
3.ローリエを取り、いったん火を止める。
ブレンダーを直接鍋に入れ、なめらかなソース状にしてさらに10分程煮込む。
4.仕上げにチョッパーで粗く刻んだトマトを加え、塩、コショウで味を調える。
5.フライパンにトマトソースを温め、塩(分量外)を加えた熱湯でゆで上げたパスタを加えてあわせる。
6.皿に盛り、チョッパーで細かく刻んだチーズを散らす。
※このレシピはブレンダーシャフトと、付属のチョッパーアタッチメントを使用しています。
大根おろしはできるのか
大根おろしはできるけど、予め大根を小さくカットしておく必要があるのと、
食感はおろし金とちがって、少しシャキシャキ感が残ります。
自己採点すると80点の大根おろしといったところでしょうか。
ついでに買うと良いもの
付属品に計量カップがついてくるのですが、
付属のカップは背が高いため、沢山の食材をブレンドするときにはいいのですが、
少量のブレンドには少し大きすぎます。
少量ブレンドするために僕が使っているのが、こちらの計量カップ。
パール金属 計量カップ 500ml 日本製 耐熱 食洗機対応 BLACKS C-8622
このなかに食材を入れてハンドブレンダーで混ぜたりしています。
ちょっとだけ混ぜたいとき、計量もしたい、そんなときに1つの容器でできるので便利です!
お値段もそんなに高くないので、傷が付いたら買いなおせばいいですし。
以上、ブラウンのマルチクイック5のレビューでした。
購入の際の参考になれば幸いです。