要介護認定調査で実際に質問されたこと一覧

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初めての要介護認定調査ってどんなことを聞かれるのか、ちゃんと答えられるのか不安ですよね。
家族が介護で困っていることをきちんと伝えられないと、公平な評価が受けられなくなってしまいます。
この記事では過去4回介護度認定審査を受けた経験から、質問された内容をリスト化し、介護認定調査員の方がどういったところを評価しているのかまとめてみました。

目次

介護度認定審査の流れ

1.審査員が自宅を訪問
2.本人の状態を確認
3.本人への質問
4.家族への質問

ざっくりとこういった流れで審査が進みます。

全体の時間は45分程度です。
家族への質問の時間が2/3程度です。
この審査の結果で、介護度が付与され、介護サービスが利用できるようになります。

質問の実例

実際の質問

我が家で行われた審査のときに実際に質問されたことを一覧にしてみました。
あくまで我が家の場合ですので参考までに。

まず本人に声を掛けながら、体を触って麻痺や硬直の度合いを調べたりしていました。

本人への質問

・名前が言えるか
・生年月日が言えるか
・今が何月ころかわかるか
・今日の日付がわかるか

家族への質問

・寝返り 体位交換
・自力で起き上がれるか
・10分程度座っていられるか (背もたれありならどうか)
・立てるか
・捕まって立てるか
・歩行できるか
・お風呂はどうしているか
・訪問看護ははいっているか
・爪切りはどうしているか
・耳はきこえるか
・目は見えるか
・車椅子には自分で移乗できるか
・嚥下の状態
・食事の時間
・排泄の介助は必要か
・オムツかリハビリパンツか
・トイレにいけるか、ベッドでしているか
・トイレは1日何回程度
・便失禁はどのくらいの周期
・眠れているか
・昼夜逆転はあるか
・妄想はあるか
・手(暴力)が出るか
・認知機能はどうか(歩けるかどうか)
・薬は一人でのめるか
・歯は自分で磨けているか

以上が実際に聞かれた質問の内容です。
状態によってはまた違う質問があるかもしれません。

質問の方法として、答えるのが無理そうな質問はあえてしないような感じでした。
例えば「名前がいえますか?」の問いに、本人が名前が答えられない場合は、
生年月日なども聞かないような感じです。

困っていることを織り交ぜながら答える

困っていることを織り交ぜて話す

質問された内容に答える際は、家族が困っていることを織り交ぜながら答えるといいと思います。

例えば、「爪きりはどうしているか」の質問に、「家で切っています」と答えるとします。
その際に「手を引っ込めるなどの拒否があり、なかなか切らせてくれない」など具体的に答えることで、
介護時の苦労を伝えることができます。

上記の質問一覧から、この質問が来たときにあの話をしようと予め準備をしておくのもいいと思います。

評価の対象は介護を受ける人と介護をする人の両方

評価されるのは介護する人とされる人

介護度は介護を受ける人の状態だけで決定されるのではなく、介護をする際、家族や施設の職員がどのくらい苦労したり困っているかをあわせて評価しているように思います。
例えば、介護をする家族が高齢であったり、障がいがあったりするケースでは、より多くの支援が必要になることは想像できますので、
介護度は介護を受ける本人の状態と、介護をする人達の大変さを総合して決定していると思われます。

まとめ

介護度認定審査はおよそ45分です。
この間に本人の状態や、家族側の苦労をなるべく伝えるようにします。
普段から困っていることをメモしておいて、介護認定調査員さんに忘れずに伝えましょう。

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この記事を書いた人

1982年生まれ。 おばあちゃんに可愛がられて育つ。
脳梗塞で介護度5になってしまったおばあちゃんの介護を通して、感じたことを発信しています。

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