足はじゃぶじゃぶ洗いたい! 足湯の効果と足湯バケツの紹介

足湯バケツ アイキャッチ
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在宅介護をしていると「足だけはお湯につけて洗いたい」って思うことありませんか?
足は汗をかきやすく、匂いも気になる場所で、清拭だけだとちょっと綺麗になり切らないというか、ざぶ~んとお湯に浸けてゴシゴシ洗いたいんですよね。
うちのおばあちゃんは歩くことはなくなってしまいましたが、足湯をするだけで血行がよくなるので、調子が良ければこまめに足湯兼、足洗をしています。
この記事では足湯で得られる健康効果と足湯専用のバケツの紹介をしたいと思います。

目次

足湯の効果

  • 血行促進
  • 足の冷えの改善
  • むくみの改善
  • 自律神経を整えリラックス効果
  • 入眠促進効果

一般的にこういった効果があると言われています。
介護をしていると、入眠促進効果は非常にありがたいのではないでしょうか。
それと自律神経がリラックスすることで、認知症の症状が安定し介護しやすくなるかも知れません。(淡い期待)
在宅介護で要介護者のメンタルの状態は非常に重要です。

要約してみると足の血行を良くすることで自律神経を整えリラックスし、よく眠れるようになるということだと思います。
足をお湯に漬けている間、足裏マッサージをしてあげるのも良いと思います。

お若い方でも足湯が好きという方はいらっしゃると思います。
健康効果を実感している方もいらっしゃるでしょうし、「自分に良いことしてる感」が心の安らぎに繋がっているという方もいるでしょう。
高齢者にも当然そういった感覚はありますので、足湯をすることで喜んで貰えると思います。

足湯の時間

理想的な時間は45分程ですが、高齢者の場合は体力的にも辛いと思いますので5分~15分ほどで様子をみて切り上げてください。
足湯をする余裕がない場合はサッと洗うだけでも良いと思いますので、体調に合わせて調節してください。
特に心臓に持病のある方などは様子を見ながら慎重に。

お湯の温度

若くて健康な人の足湯の場合だとお湯の温度は38℃〜42℃くらいが良いと言われていますが、高齢者にあまり熱いお湯はストレスの方が強くなってしまいますので、38℃~40℃くらいが良いと思います。
少しぬるめのお風呂といった感じでしょうか。

足湯は体への負担が少ない

高齢者が全身浴をすると、血圧が下がって失神することもあり、非常に気を使います。
施設でも要介護者の全身浴は万全の状態で行っており、持病があったりある程度高齢になった利用者さんの入浴介助はヒヤヒヤしながら行っているようです。
しかし、それも足だけであれば失神などの危険性は低く、わりと安全な健康法です。
念のために水分補給も忘れずに!

寝付きも良くなる

足湯には入眠促進効果があると先ほど書きましたが、
もっとシンプルに足が汗でベタベタになって不快で寝付けないというパターンもあると思います。
健康な人でも、足が汗でベタってなっていると不快に感じますよね。
それは高齢者だって同じはずですので、体の汗はなるべくとってあげた方が気持ちよく眠れると思うのです。

足湯・足浴に必要なもの

足湯・足浴に必要なものはお湯を入れる容器とタオルがあればOKです!
(容器についてはこの後でご紹介しますが、専用のバケツがおすすめです)
足を洗う場合は洗面器に垢すりと石鹸を入れて用意しておくと良いでしょう。

水虫対策には薬用石鹸ミューズがおすすめ

もし水虫があるのであれば、石鹸はミューズがおすすめです。
高齢者で水虫のある方は意外と多いようで、うちのおばあちゃんも施設に通っている時に水虫になってしまったのですが、ネットで薬用石鹸ミューズで洗っていたら水虫が治ったという情報を見つけ、実際に試してみたところ、見事に水虫が治りました!
その後も数年に渡り再発しておりませんので、効果があるのではないかと思っています。
ハンドソープって足も洗えるんですね!

施設を利用していると、お風呂上りの足拭きマットが共有になってしまい水虫を貰いやすくなります。
日頃から家庭で清潔にして重症化を避けたいものです。

また乾燥肌であれば、洗った後に保湿用のクリームを塗ってあげてください。
うちのおばあちゃんはカサカサになりやすいので、ニベアを塗ってます。

足湯専用バケツ

「イノマタ 足湯 リラックス 冷え対策 ホワイト 2503」

商品名なのか効能名なのかわかりにくいですが、たぶん商品名です。

我が家では最初、深めの洗面器を使って足湯をしたり、洗ったりしていたのですが、先日ホームセンターで、足湯専用のバケツを発見し買って帰ってきました。
これがなかなか良くて、今まで大きめの洗面器で洗っていたのですが、はやく知ってればよかったと悔しい思いをしております。
やはり介護の手間は道具で減らせますね。

足湯専用のバケツの良い所

少し四角くて広い

普通のバケツや洗面器だと、底面が円になっているため足の指がちょっと窮屈なのですが、
この四角っぽい形のおかげで楽に足を入れて置けます。
さらにこの四角っぽい形は、足を動かしたときに波が起きにくくお湯がこぼれにくいんです!
足のサイズがあまり大きいと入らないようですが、バケツの底面の長さを測ってみたところ一番長いところで25センチありました。
使用者の足の親指から踵までが25センチ以下なら入ると思います。
ちなみに僕は靴のサイズは26センチですが、足の親指から踵までの長さは24センチでしたので、靴のサイズではなく足裏の長さを参考にした方が良いと思います。

足湯バケツ 底部長さ

少ない量のお湯で足湯ができる(冷めやすいがその分軽い)

専用バケツの内側は立体的な構造をしているため、少ないお湯でも水位が高くなるのが良いです。
お湯の量が少ないのと、表面積が増えるため、若干冷めやすいかも知れませんが、その分軽いので持ち運びがスムーズです。

バケツの中に「ここまでお湯を入れてください」という目安の線があるのですが、そこまでお湯を入れると6.5リットルになるそうです。
6.5キロくらいの重さなら女性でも持てるのではないでしょうか。
足を入れるとお湯の水位が上昇しますので、その目安になる線があらかじめ設定してあるのはありがたいですね。

取っ手があるので、片手で持てる

バケツなので当たり前ですが、今まで洗面器で洗っていた自分からすると革命的だったのが、取っ手があることです!
取っ手があると片手で運べて楽ですね!
それに洗面器は移動中もこぼれやすいんですよ。

入浴剤を使えばリッチな気分!

ある程度長い時間足湯をする方は入浴剤も使えるのでおすすめです。
我が家ではお風呂の構造上、入浴剤が使えないのですが、この方法なら足のみ入浴剤が使えます。
足湯なのに入浴剤を使っちゃうなんて、リッチな気分になりそうです!

固形(錠)の入浴剤を1つ入れてしまうと濃くなってしまうので、量を調節できる粉(包)の方が良いかもしれないですね。

良くないところ

良い所ばかり紹介してきましたが、良くないところもあります。
それは大きくかさ張るため、しまっておく場所が必要なことです。
また、この形状のため一般的なバケツのような用途に使いにくく、転用が効かないことです。
「形状なんて気にしない!」という方なら普通のバケツとしても使えます!

介護で使う場合は、頻繁に使いますが、健康な人が冬限定で使いたいなどの理由で
購入した場合は片付けておく場所も事前に考えておいた方がいいかも知れません。
売っている時は重ねて陳列していたので、2個買っても重ねることは可能です。

しまっておく場所が困るという方は、折りたたみ式を検討してみると良いかも知れません。

足を洗うなら2個あるとさらに便利

1個目で足湯をしてさらに石鹸で足を洗い、
2個目に足を入れて濯ぐことで短い時間で足洗が完了します。
介護をしていると要介護者の体力(精神力)によってはササっと洗い上げて休ませて上げたい場合もあるので、
急ぐなら2個用意した方が効率的かも知れません。
我が家では2個目の購入を検討しております!

まとめ

足湯をしたあと、おばあちゃんは疲れが見えますが、
横になって少し休んだ後はテンションが上がってくることがあります。
足の血行がよくなったせいなのか、それとも気持ちよかったのかはわかりませんが、
昔から綺麗好きなおばあちゃんは、今も変わらず綺麗好きのようです。
足を洗うだけで心にも影響がある、介護って人間の不思議な部分に触れさせて貰えます。

清拭だけでは得られない洗浄力と、健康効果がありますので、
よく足に汗をかく、水虫がなかなか治らない、寝付きが悪いなどで困っていましたら是非試してみてください。

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この記事を書いた人

1982年生まれ。 おばあちゃんに可愛がられて育つ。
脳梗塞で介護度5になってしまったおばあちゃんの介護を通して、感じたことを発信しています。

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